三周年記念
三度目の手紙
〜3年目のありがとう〜
長身の男たちが3人、こちらへ向かって歩いてきた。
その腰や背中には、剣が携えてある。
「僕等スマブラメンバーのサイトを経営してくれている貴女に、僕等から心より感謝を申し上げます」
「マルス、お前が言うとなんかキザっぽいな」
「うん、キザっぽいね」
「……アイク、リンク。後で覚えてなよ?」
そう言ったマルスは、気を取り直してまたこちらへ笑顔を向けた。
「これからも、ぜひ僕のかっこいい姿を、サイトでいろんな人に広めていってくれると嬉しいな」
「お、マルシストだ」
「マルシストだ」
「二人とも、けんか売ってるね? さっきから」
「いや? 俺はただ思ったことを……」
「まぁまぁ、二人とも。今は喧嘩してる場合じゃないだろ?」
「君もだよ、リンク。わかってる?」
笑いながらマルスをなだめるリンクは、思い出したようにこちらを向いた。
「いつもサイト経営ありがとう! そして何より、お疲れ様」
「無理することはないぞ。ゆっくり、少しずつでいいからな。いつもありがとう」
「なにさ、二人でうまいこと締めちゃって。でも、本当にありがとう」
三人の笑顔が、揃ってこちらを向いた。
Top