猿 と 犬(×狐) と 雉(×鳥) 





 ありがとうの手紙
               〜たくさんのありがとう〜








「あ、二人ともここに居たのサ!」




二人が扉の方へ振り返ると、そこに小さな影が。

ディディーだ。

二人の姿を認めたディディーは、ピョンピョン跳ねるようにして二人のもとへ寄ってきた。




「オイラから二人にお手紙なのさ!」

「お、本当か? ありが……」

「ディディー、これ」




差し出された物を見て、二人は絶句した。

黄色くて細長いものが、房になっている。




「バナナなのさ!」

「手紙じゃないだろ、これじゃあ」

「いや、見てみろよフォックス。ちゃんと皮に何か書いてあるぞ」

「何に書いてもいいって書いてあったのさ! だからバナナに!」




えっへんと胸を張るディディーの頭を、フォックスが撫でてやる。




「そうだったな。ありがとうディディー」

「どういたしましてなのサ!」




























フォックスとファルコへ



この間は、ドンキーを助けるの手伝ってくれて、

本当にありがとう!



ディディー











































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