星の戦士 と 平和なくにの大王様
ありがとうの手紙
〜たくさんのありがとう〜
にこにこと笑顔で屋敷の廊下を歩く影が一つ。カービィだ。
ルイージに喜んでもらえてよかった。ハンバーグまでもらえることになって、ラッキー!
自然と軽くなる足取りに、うきうき気分で部屋へ向かった。
「あれ? ワドルディ? どうしたの?」
「あ、カービィさん!」
星型のネームプレートがかかったカービィの部屋の前に、赤い影。
デデデと共にこの世界に迷い込んでしまったワドルディだ。
上に挙げられた両手に、一通の手紙が抱えられていた。
「大王様の机の上にカービィさん宛ての手紙が置いてあったんで、持ってきたッス〜」
「ぼく宛ての手紙? あの大王が?」
受け取った手紙の封筒には、確かに『カービィ』の文字が並んでいる。
珍しいこともあるものだと、カービィは中の手紙を両手いっぱいに広げた。
カービィへ
マスターに言われたから書いてるだけだからな!
亜空間でのこと、ありがとな。
まさか、アレをお前が吸い込んでるとは思わなかったゾイ。
でも復活していたのがお前で、安心した 心強かったゾイ。
それから! いつもいつもプププランドを守ってくれてる事も、ありがサンキューな。
それから、はじめて会った時も、メタナイトがクーデターを起こした時のことも。
よし、プププランドの大王として礼を言ってやるゾイ!
お前の国の大王様・デデデ大王様より
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