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ノベルゲーム
夏の夜の華







「「たっこ焼っき、たっこ焼っきww」」

「おい!迷子にならないようにしろよ!」

「待つゾイ、二人とも!置いていくな!!」


ヨッシーの背中に乗ったカービィ共々、二人は祭りの人混みの中をスイスイと進んでいく。

だが、身体の大きいアイク達はそうは行かない。

ましてやデデデなどは、腹がつかえて一人遅れ始めている。



「俺としてはたこ焼きよりも肉が食いたい!」

「あー、分かった分かった。あとで連れてってやるから俺様を助けるゾイ」

「「あったー!!」」




カービィとヨッシーがたこ焼き屋の前で歓声を上げる。




「十人分ください!」

「いや、私は今ここにある在庫分全部くださいぃ」

「え、えぇっ!?」(汗

「……二人とも、そんなお店の人が泣きたくなるような注文しちゃダメだよ;」

「え?この声……」




隣の焼きそば屋から、聞き慣れた声がした。

見ると、ルイージが手際よく焼きそばを作っている。店には早くも行列が出来ていた。




「あれぇ?」

「……どうして、ルイージがこんな所で焼きそば作ってるんだ?」

「アイク。それに大王も一緒だったんだね。……まぁ、いろいろと事情があってね。クッパも奥にいるよ」

「また珍しいメンバーだな。マリオ達はどうしたゾイ?」




やっと追いついたアイクやデデデの質問にも、ルイージは苦笑しながら肩をすくめるだけだ。

そんなルイージに、たこ焼きをたくさん抱えたヨッシーが助け舟を出す。




「まぁ、いいじゃないですかぁ。それよりルイージさん、今並んでるようなので20人分用意しててくれますか?
後で取りに来ますからぁ」

「……まぁ、検討しとくよ」




一気に顔が引き攣ってしまったルイージの焼きそば屋を後にして、一向は再び祭りの中へと足を踏み入れた。







次こそ肉!焼き鳥だ!!


ん?