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ノベルゲーム
夏の夜の華






四人の目線の先には、浴衣姿のリンクとゼルダがいた。

二人もこちらに気付いたのか、こちらに駆け寄ってくる。




「あ、皆さん」

「お祭り、楽しんでますか?」

「まだまだこれから!ご飯制覇する途中なんだw」

「お二人とも、浴衣姿似合ってますねぇ」

「そうですか?ありがとうございます」

「ゼルダ、その手に持ってるのは何ゾイ?」

「これですか?先程リンクが、金魚掬いで取ってくれたんですよ」




ゼルダが掲げる左手には、2、3匹の金魚が小さなビニールの中で優雅に泳いでいた。




「へぇ、上手なもんだな。俺なんか、一匹も取れないぞ」

「まぁ、最近釣りにはまってるし」

「いや、それとこれとは違うでしょ」




ヨッシーの頭の上からツッコミを入れるカービィ。

それもそうですね、とリンクが頭を掻いてその場に笑いが起こる。

頃合を見て、ゼルダが思い出したように口を開いた。





「そういえば、先程の金魚掬いで、マリオさんとピーチもいましたわ」

「なかなかいい感じでしたよ、あの二人」

(お前達はどうなんゾイ)




デデデ以外の皆も思ったが、あえて誰も口には出さなかった。




「わたし達はこれからご飯食べに行きますけど、お二人はどうしますかぁ?」

「そうですね…」

「わ、私達はもう少し他のところも見てまわるつもりですわ。
せっかくのお誘いうれしいですけれど、私達はこれで。あ、リンク私あれが見たいです!」

「え、ちょ、姫!?迷子になりますよ!?…では皆さん、また!」




ゼルダに引っ張られる形で、二人は人ごみの中に消えてしまった。

もちろん、この場にいる全員がリンク鈍いなと思っていることは確かである。






さて、行くとしますか。






焼っき鳥♪焼っき鳥♪


やっぱりまずは、たこ焼きでしょう!!