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ノベルゲーム
夏の夜の華
そう、悪魔のような微笑でルイージに宣言するマリオ。
とたんに腕の中のルイージが暴れだす。
「ぜぜぜ絶対やだ!! 兄さん離して〜!!」
「もーんどーうむよーう!!」
さすがはマリオ。暴れるルイージもものともせずに、そのままお化け屋敷の中へと入っていく。
もちろん、ピーチ姫やクッパも後に続いた。
その後しばらく、断末魔のような悲鳴が続くのである。
一足先にお化け屋敷から飛び出してきたルイージに、マリオとピーチ姫、クッパが追いついた。
地面に四つん這いになり、荒い息を繰り返すルイージを見て、マリオが爆笑している。
「お前怖がりすぎ!! 逆にお化けたちの方がビックリしてただろ!!」
「兄さん……、酷いや」(泣
「私は、逆に興醒めしてしまいましたわ」
「……(鬼なノダ)」
ルイージの心の傷が回復するのを待って、四人は次の店へと歩き出す。
向かった先には、金魚すくいの店が出ていた。
あれ、あそこにいるのは……